『タナゴ釣り奥義』の中で、「周辺視が重要だ」と解説しておりますが、
15日の朝日新聞日曜版 「be」 ■life & science■ 日曜 ナントカ学 の中で、
かの剣豪宮本武蔵が『五輪の書』の中で剣術の奥義の一つとして記している事を知りました。
飛行機操縦の神髄も、全く同じだそうです。
やることは違っても、達人の技は、同じ所に到達するようです。
熟練のパイロットは着陸の時、滑走路の一点を凝視するのではなく、
「ぼーっと前を見ている状態」だといいます。
タナゴ釣りでも、目印を凝視しているよりも、その周辺も含めて焦点距離も幅を持たせてゆったりとリラックスして見る事が大切です。
この時の脳波の状態は精神活動が活発なベータ波ではなく、ぼーっとしたアルファ波の状態になっています。
このような見方を、宮本武蔵は…「観の目つよく、見の目よわく」と『五輪の書』に書き残した!
ズバリですね。
私はこの周辺視をヤマメ釣りで身につけました。
およそ7~8メートル先の毛針を見失うまいと、それに注意を集中していると、いきなりヤマメのアタックに遭遇しあわてて合わせても遅すぎる!
釣れなくて集中力がとぎれ、ボンヤリと毛針を流していると、岩陰からヤマメの走るのがキラリと見えて、反射的に合わせるとドンピシャ!
あるいは、川底から浮上して毛針をくわえて反転するのがスローモーションのように見えたり…
そのような経験から、「見の力よわく、観の力つよく」見るようになり、ポイント周辺の水面から川底まで見通すような見方が出来るようになりました。
スレたタナゴは、落ちてくる餌を見送って、間をおいてから底にある餌を反転して口にくわえる事が少なくありません。
目印周辺の底でヒラをうってキラリと光った瞬間に合わせると、がっちり口の横に鈎掛かりします。
目印に集中しすぎると、このような瞬間に合わせが遅れてしまいます。
小粒の餌で、早合わせを基本とする私の釣りでは、周辺視は「奥義その1」に挙げられる技だと思います。
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