『タナゴ釣り奥義』Ver.2.23をリリース致しました。それ以前の判をお買い求めになった方はご連絡をいただければダウンロードのご案内を差し上げます。パソコンのシステムダウンで、メールアドレスが不明になっている方がおられます。バージョンアップは無料です。
今回の改訂は、仕掛けを実際に使って頂いて、図版の不足や説明不足の部分を知り、増補したものです。基本的な部分は修正の余地がないほど完成しているという自信を深めました。
そのいくつかをあげてみますと、
・仕掛けの投入には注意を払う
・ラインメンテに注意を払う
・竿さばきに注意を払う
・練り餌の硬さに注意を払う
といったことが目につきました。
基本的には、タナゴ釣りは細かい神経を必要とする釣りであり、細かい配慮が足りないところを感じるのですが、その原因の一つに定番の連珠式目印を使っていた感覚を払拭できていない点に求められます。
連珠式の仕掛けは全体的に重いので、仕掛けをポチャンと投げ込んでも、スルスルと沈んでいきラインのメンテナンスにも気をつかう必要がありません。竿さばきも必要がない。
要するに仕掛けの操作に関しては、無神経なままで良いということです。
しかし、そのような釣りをしていますと、これからの時期のタナゴは釣れませんし、他の釣りをやってもまず進歩しません。
(1) 仕掛けの投入
私は昔、淡水大魚釣り(レンギョ、ソウギョ、アオウオ)に熱中していたことがあります。利根川などで、1m以上になる魚をリール仕掛けで釣るのですが、仕掛けの投入をずいぶん練習しました。30メートル先にリール仕掛けで投入するのですが、ボチャンと高い音を立てるのは禁物で、水面に落ちる時にリールの縁にサミングでブレーキをかけてフワリと落とすのです。
これは水産試験場の実験で、鯉科の魚は甘い音を好む(科学的に何ヘルツという周波数帯域が記されていましたがもう忘れてしまいました)という結果が出ており、バシャッとぶち込むと魚が散ってしまい、フワリと落とすと魚が集まるということでした。
私はABUのアンバサダーを駆使して、柔らかい練り餌を、30メートル先のポイントに正確に、かつフワリと落とすと技術をマスターして、大魚と格闘したものです。
1メートルの大魚相手に、広い利根川で釣りをしても細心の神経を使ったわけですので、小さな小川で4~5センチのタナゴを相手にするには当然細心の神経を使わないといけないでしょうね。

ベクトル目印仕掛けは軽いので、仕掛けの馴染みが遅いという問題があります。
投入する時に、障害物やアシの生えているようなところにできる反転流の渦に仕掛けを引き込ませるように送るのがベストです。
そのような流れがない場合は、必ずウキを上流側に下ろして、餌が先行して流れるように心がけてください。
以下、次回に続きます。
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